京都府公安委員会は25日、抗争が相次ぐ指定暴力団山口組と神戸山口組の活動をより厳しく制限する「特定抗争指定暴力団」への指定に向けた手続きとして、府警本部で山口組側からの意見聴取の場を設けたが、組側は欠席した。神戸山口組側も24日に行われた聴取を欠席している。
指定は他に大阪や兵庫、愛知、岐阜、三重の公安委員会が検討しており、20日から順次、両組織の意見を聴取。指定が決まれば、来年1月7日にも官報で公示して効力が発生する見込み。
両組織をめぐっては、今年8月に神戸市の山口組系の事務所前で組員が銃撃されたほか、11月には兵庫県尼崎市で神戸山口組の幹部が自動小銃で射殺される事件が発生。警察当局が特定抗争指定暴力団の指定に向けて本格検討に入った。
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